宿坊
先月、母が奈良に遊びに来た時に少し足をのばして、高野山の宿坊に泊まってきました。
お寺に到着すると、若いお坊さんが迎えてくれました。玄関で塗香(ずこう)というお香の粉のようなものを手のひらにこすりつけてお清めします。
宿坊の中を案内してもらい部屋に着くと少し説明を受けて、しばし談笑。こたつがあってくつろげる雰囲気のお部屋でした。修行僧の部屋には暖房が無いそうで真っ赤な手と耳が厳しい修行をものがたっているようでした。
5時前にはお風呂に入り6時前には夕食、お寺の夜は早いのです。楽しみにしていた精進料理も胡麻豆腐も美味しくいただきました。
次の日は早朝から勤行(ごんぎょう)に参加、薄暗い本堂の中心にご本尊様だけがふんわり照らされていました。ご住職の脇で昨日のお坊さんもお経を唱えらていました。冷たい空気の中に響き渡るお経が幻想的で、信仰心など全く無い私もとてもありがたい気持ちになりました。ちょうど父の命日の直後だったので母も父の良い供養になったと喜んで、思い出深い旅になりました。
今年は千葉の実家で年越しします。
本年も拙いブログにお付合いくださり、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします!