金沢の旅 ─ 二股和紙 ─
今回の旅の一番の目的は友人に会いに行くことでした。
金沢市の中心から少し、山の方に行った小川の流れる小さな町で、友人は紙漉きの仕事をしています。ここは二股和紙といって金箔を作る時に使用する箔打ち紙の産地でした。もちろん今でも生産されていますが、和紙工房も3軒になってしまい、友人はその中の1軒、「小松和紙工房」で伝統の技を学びながらも自分なりの紙を作っています。友人の作品は21世紀美術館の隣にある「クラフト広坂」さんで購入できます。
滞在中、少し足をのばして、世界遺産である富山の五箇山に連れて行ってもらいました。石川県との県境の山は濃い霧に包まれていて、そこを越えると茅葺きの合掌造りの村が現れ、タイムスリップしたかのようでした。